東京ハードボイルド

インターネットを使い始めてからもうすでに20年以上の月日がたっていると考えるとなんだかぞっとする。

新年の挨拶をすることがなんだか嫌いなので仕事始めが憂鬱である


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今日から仕事である。今私は会社で仕事するふりしてこのブログを入力している。それにしても仕事始めと言うのは面倒なものである。すでに正月三が日が終わっているにもかかわらず、年始の挨拶が飛び交う。

諦めが悪い。正月は終わったのだ。

明けましておめでとうと言う言葉を本心でめでたいと思って言っている人はどれほどいるのだろうか。

結局は昨日の続きと言うことに気付く

新年とは言う状況に何のメリットも感じないのは私だけではないはずである。おめでとうと言い合うけど何がめでたいのだかわからない。ニートやフリーターの諸君には若干この気持ちが理解してもらえると踏んでいる。

言ってみれば、卒業式だと言うけれど何を卒業するのだろうと歌っていたあの歌のような素朴な疑問と言った感じである。

新年、それは年のカウンターが一個進んで月日のカウンターがリセットされると言った状況に過ぎない。突然体質が変わるわけでもなく、財布の中身が増えるわけでもない。

ホントはめでたくないのだけれど、つかみの言葉として有効だから明けましておめでとうと言う言葉を使う。あるいはそれが常識だと思っているからそうするし、会社やお店などもセールやらキャンペーンやらイベントやらをやるための口実として正月を利用するのである。

寿司を食べる理由が醤油を舐めたいからと言うのと同じ原理である。

したがって本来正月に明けましておめでとうと言う風習に準じて、素直にあけましておめでとうを伝えてしまえば、それは何の軋轢も生まないのであるが、新年の挨拶をしないことによるメリットがあるのかが今回は焦点になりうる話なのである。

正月は私を救ってはくれなかった

私がこのようなひねくれて薄汚れて、腐った根性になったのもすべて以前味わった貧困の所為であることは否めない。貧困は辛い。財布から金が無くなった瞬間に目の前が真っ暗になってそのまま死ねればそれほどありがたいことは無いと思えるほど、貧困であるぐらいなら死んだ方がましだと思ったあの日々。多重債務者は何やってもつまらない。どこへ行っても何も見えない。今がいつなのかとかがドウデモイイ。某法律事務所のCMであるように、頭の中が借金のことでいっぱいになってしまうのだ。注連飾りのみかんをもぎ取って食してしまうぐらいの精神状態になる。ちなみに借金をした原因は「不運(ハードラック)と踊(ダンス)っちまったんだよ」とでも言っておこう。ギャンブルもやらず酒も飲まなかった人間でも不運には敵わない。

数年前、私は登録型派遣で食いつなぐ日々を堪能していた。就職もうまく行かず、借金返済に追われていたので日払いの仕事でその日に給料をいくらか貰わないと死んでしまう状態だった。そんな日々を過ごしている状態であるにもかかわらず、年末年始には仕事が無くなる。

普通に正社員で働いていたらただの休暇であるのだが、日銭で暮らす人間にとっては死ぬか生きるかの瀬戸際である。ボーナスもない、給料もない。とにかく金が無い状態になる恐怖。そりゃ年末の自殺も増える訳である。私も死んでしまいたいと思ったことも少なからずあったのだ。

そんな時期を過ごした人間からすると、正月だからと言ってある一定期間を特別視することは危険だと感じていた。何一つめでたくは無い。そして、そういう経験をした人間からすると、正月を一般的に過ごし休暇を取っている今年の正月だって、以前の私と同じような状態の人間もいると言う感覚が湧き上がり、手放しに喜べないのである。

そんなこと言ったら何一つ喜べない人生で終わるぞクソ野郎と言われてもしょうがないことは確かであるのだが、最近は昔のことを終わった話にしようと言う気持ちが少々芽生えてきた。

生きてて良かったと今は強く思っている。

だからと言って正月をめでたいと感じる心は動き出さない。季節は変わるのに心だけ立ち止まったままなのである。

ここまで否定しておいてアレなのだが

そんな明けましておめでとうが素直に言えない私であるが、こう見えても年賀状も一通も出さないし、年賀メールやらそう言ったメッセージをかしこまって出すこともしない。ついに今年は敗者や散髪屋からの年賀状も途絶えた。できれば早急に正月気分が世の中から消え去ってほしいとも思うのだが、それはメディアが正月気分を煽っているうちは難しいことも知っている。

上述した内容を総合的に鑑みて、今このブログでお伝えしたいことはただ一つである。

明けましておめでとうございます。

本年もこのブログをよろしくお願いいたします。

うん、何とも嘘くさい。

貧困世代 社会の監獄に閉じ込められた若者たち (講談社現代新書)

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2017年は酉年です。

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